阪神・前川は「経験を積ませたい能力持っている」 及川については開幕「無理でしょ」 矢野監督語録

[ 2022年3月15日 22:58 ]

オープン戦   阪神3-3ソフトバンク ( 2022年3月15日    ペイペイD )

<ソ・神>6回1死、ソロを放った糸井(7)を迎える矢野監督(右から2人目)(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 阪神は15日、ソフトバンクとのオープン戦で3-3で引き分けた。先発の西勇は4回にリチャードに先制3ランを許し5回7安打3失点で収穫と課題の両方が残る結果となった。

 打線では糸井、佐藤輝の近大出身コンビの一発攻勢が飛び出した。試合後に矢野監督が取材に応じた。

 【矢野監督に聞く】
 ―西勇はイニングも伸びてきたが、投球について
 「ホームランは、結果からすると、ホームランを打たれたところは2アウトまでいけて、初球やったからね。それもたらればになっちゃうけど、そこはもったいなかったなっていうのはあるにしても。全体的には、勇輝らしいボールはいっていたと思うし、順調にきているかな」

 ―あと1回登板があると思うが、開幕はいつ迎えてもいい状態に
 「経験あるピッチャーやしね。段階を踏んで自分のなかでやることはわかっていると思うし。順調にいけていると思います」

 ―ケラーは初登板。問題なく
 「そうやね。もうちょっとスピードが上がってもらえたらなっていうのはあるけど、これから上がってくると思います」

 ―カーブが効いていた
 「もちろん空振りも取れていたし、カウントも取れていたんで。この前はもう1個のスライダーも投げている感じは良かったと思っていたんやけど。俺らもまだわからんところが多いんでね。打者の反応を見ても空振りも取れていたんでそれなりだったかなと思うけど」

 ―次は18日からの京セラ3連戦のいずれかで
 「になると思うけどね」

 ―糸井のホームランで流れを
 「もちろんね。その前のヒットももちろん良かったし。チャンスつくってもなかなか点が取れないという感じやったんで。価値ある一発だったと思います」

 ―佐藤輝がオープン戦1号
 「別に悪いわけじゃないからね。甲子園じゃなかったら、もう3本、4本になってる可能性あったと思うし。いい状態できてるんじゃないかな」

 ―追い込まれてからの余裕が
 「まあまあそうやね。自分の形っていうのがしっかりしてきたことによる自分の中での自信なのか、自分なりに落ち着いて打席に立てているっていうのはあるよね、やっぱり」

 ―4番でずっと起用。このまま
 「うん、全然外すつもりはないけど」

 ―前川は雰囲気を味わった
 「雰囲気というか、まだまだそんな経験がね、経験を積ませることが大事で。経験を積ませたいようなポテンシャルというか能力を持ってるので。対戦するピッチャーも初めてのなかでファーストスイングから振っていけるというのもたいしたものやし、ピッチャーもだんだん仕上がってきてレベルの高いピッチャーも来る中でそんなに簡単には打たしてもらえないと思うけど、まあでも魅力はあるよね」

 ―明日は途中から
 「いや明日はスタメンでいこうと思っている」

 ―7番左翼
 「うん」

 ―及川が脇腹を痛めた。開幕は
 「いや、もう無理でしょ」

 ―焦らず治すことが大事
 「それしかできないんでね。まあやったものはしょうがないので。本人が一番悔しいと思うんで、早く帰ってきてくれたらいいし、ある意味、他の選手はチャンスなんでね。及川が帰ってきても戻さないようにするような競争ができればいいと思うけど」

 ―そんな中、育成左腕・渡辺が古巣相手に無失点投球
 「そうやね。古巣相手に気持ちの部分で投げにくいところがあったのかなと勝手に想像するんだけど。その中でもゼロでいけたのは大きいと思うし、左がね、現状ちょっと、あまり中継ぎの人数がなかなかいない中で、ナベっていうのはいい味を出してくれていると思います」

続きを表示

2022年3月15日のニュース