森繁和氏 さすがに7連敗は厳しい…斬り込み隊長不在の巨人、1番は坂本か丸に任せてはどうか

[ 2022年3月15日 22:01 ]

オープン戦   巨人2―6中日 ( 2022年3月15日    バンテリンD )

<中・巨>7回、選手交代を告げ、ベンチへと引き揚げる原監督。左は坂本(撮影・河野 光希)
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 巨人はオープン戦とはいえ、7連敗は厳しい。開幕まで残り10日。それも開幕カードの相手である中日に完敗だ。首脳陣は不安が大きいだろう。

 打線では1番打者が決まらない。争う中でこの日は立岡が入ったが、5打席で1安打こそ放ったものの3三振。それもボール球を振らされていた。ここまできたら、実績のある坂本、丸のどちらかを1番に据えてもいいのではないか。2人で1、2番を組み、3、4番の中軸は中田、岡本和。現状では得点が奪えるようにはみえない。若手野手にチャンスを与えているとしても、時間はどんどんなくなってきている。

 投手では先発の山口。初回に先頭打者の岡林に初球を中前打された。ここからボールが荒れてガタガタになってしまう。確かに投手にとって立ち上がりは難しい。しかし2死後の木下の満塁アーチで試合は決した。そんなムードが漂っていた。巨人は18日から本拠地の東京ドームに戻ってオープン戦のラスト4試合。ここで立て直して雰囲気を変えないと、いよいよ開幕に向けて焦りが出てくるだろう。

 中日は先発・小笠原の好投が光った。特にカーブ。簡単にストライクが取れ、ファウルでカウントも稼いでいた。直球にも力があって打者を詰まらせるなど、カーブとの緩急も生きた。非常に順調に来ていると思う。

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2022年3月15日のニュース