最下位・巨人、早くもOP戦負け越し決定　“開幕前哨戦”に敗れて7連敗　山口が初回に満塁弾浴びる

オープン戦   巨人2―6中日 （ 2022年3月15日    バンテリンD ）

＜中・巨＞初回2死満塁、木下拓（奥）に先制満塁本塁打を浴びる先発の山口（撮影・河野　光希）
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　巨人は25日の今季開幕戦で激突する中日との“前哨戦”に敗れ、1分けを挟んで7連敗。5試合を残して早くもオープン戦の負け越しが決まった。

　先発マウンドに上がった山口が初回に満塁アーチを浴びるなど2回4安打4失点と誤算だった。全体的にボール球が多く、初回は岡林に初球、大島に2球目を打たれて無死一、二塁とすると、福留はストレートの四球で歩かせて開始から7球で無死満塁のピンチ。2死までこぎ着けたが、木下に真ん中へ入った143キロ直球を左翼スタンドに叩き込まれた。

　打線は相手先発左腕・小笠原の落差の大きなカーブやチェンジアップに次々とバットが空を切り、7回まで7安打を放ちながらも8三振を喫して無得点。9回に3番手右腕・田島から吉川の中前打と中山、若林の連続四球で満塁とし、代打・大城の鋭い三ゴロが2点適時失策となって2点を返しオープン戦2度目の零敗は免れたが、ここまでだった。

　巨人は6連敗を喫した12日に最下位に転落。通算成績は2勝8敗2分けで、オープン戦の借金は6となった。

　【巨人のオープン戦7連敗】
5日　●0―3日本ハム（札幌D）
6日　●1―4日本ハム（札幌D）
8日　●2―6ソフトバンク（宇部）
9日　●1―6ソフトバンク（ペイペイD）
11日　●1―6オリックス（京セラD）
12日　●2―10オリックス（京セラD）
13日　△2―2阪神（甲子園）
15日　●2―6中日（バンテリンD）