阪神・佐藤輝の弟・太紀が始動 関学大の4年生は三塁で勝負「芯を持ってやっていきたい」

[ 2022年1月12日 12:40 ]

バットを構える関学大・佐藤太紀
Photo By スポニチ

 阪神・佐藤輝の弟で最上級生となった関学大の佐藤太紀(たいき・3年=関西学院)が12日、新年初練習を兵庫県西宮市の同校グラウンドで迎えた。兄と一緒に買ったというお気に入りのヘアバンドを巻いて始動。ノック、打撃練習などで汗を流し「結果を出すしかない」と気合を入れた。

 過去3年、5シーズン(20年春は中止)でリーグ戦の出場はないが、昨秋の兵庫県知事杯では一塁手、指名打者で先発出場。本職は三塁手で、兄と同じく「サードで勝負したい」と話す。「バッティング、守備、走塁、全部まだまだ求めるレベルには達していない」と、まずはリーグ戦での出番を勝ち取ってアピールすることが必要だ。

 昨季、前半戦は本塁打を量産し、後半戦は苦しみながらも1年間を戦い抜いた猛虎の背番号8の姿を見て「1年間ずっとブレず、変に小さくならずにやっていた。自分も芯を持ってやっていきたい」とヒントを得た。「上のレベルで続けたい」と大学卒業後も現役続行を希望。兄に負けじと2022年は“大器”の片りんを見せる。

 ◇佐藤 太紀(さとう・たいき)2000年(平12)4月15日生まれ、兵庫県西宮市出身の21歳。甲東小1年から甲東ブルーサンダースで野球を始め、6年時にオリックスJr.に選出。甲陵中では西宮フェニックスに所属。関西学院では2年秋からベンチ入りし、高校通算12本塁打。関学大ではリーグ戦出場なし。1メートル87、98キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2022年1月12日のニュース