巨人・桑田コーチが早くも若手育成着手 CS終戦から一夜、来季チーフ昇格でV奪回へ第一歩

[ 2021年11月14日 05:30 ]

ジャイアンツ球場で直江(右)を指導する桑田投手チーフコーチ補佐
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 終戦から一夜明け、即始動した。来季から投手部門を統括する巨人・桑田投手チーフコーチ補佐が2軍練習が行われたジャイアンツ球場を訪れ、ファームの投手陣を指導。V奪回へ、若手育成に着手した。

 1軍は休養日だったが、午前中から精力的に動いた。育成投手らのブルペン投球を見守った後は、室内練習場に移動。ともに高卒3年目で21歳の横川と直江の2人を指導した。

 横川には上半身の使い方を助言。「それができたら必ずチャンスを与えるから」と期待を込めた。直江は自ら呼び止め、「トルネード投法」のように投げる指示をし、肩の開きが早くならないように身ぶり手ぶり教えた。

 今季はチーム防御率が3・63と、昨季のリーグ1位から4位に悪化。終盤は中4日を含む短い登板間隔で先発5投手を回したが、9月以降は43試合中6試合しか先発に白星がなかった。退任する見通しの宮本投手チーフコーチは「6人目の投手がローテーションに入ってくることが難しかった」とシーズン終了後に話していた。若手育成が急務な中、強固な先発投手陣形成への思いが桑田コーチを動かした。(田中 健人)

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2021年11月14日のニュース