ソフトB・松田が今年も“一緒”に駆け上がった石段ダッシュ　天国の川村コーチに節目アーチ届けた

パ・リーグ   ソフトバンク9－0西武 （ 2021年9月29日    ペイペイD ）

＜ソ・西（22）＞3回、左越え2ランを放った松田（撮影・中村　達也）
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　【記者フリートーク】松田は毎年、福岡市の大嶽（おおたけ）神社で始動するが、今季は“相棒”がいなかった。昨年9月に川村隆史コンディショニングコーチがくも膜下出血で急逝（享年55）。川村さんは108段の石段を駆け上がる恒例のメニューに付き合ってくれた。

　「川村さんと去年のこの時期、走っていただいたんです…。でも、今年も一緒に走ってきたんですよ。だから打てると思う」。

　今年の自主トレでは思い出を胸に“一緒に”にダッシュした。神社に行くのは例年は2度だが、今年は6度、石段を駆け上がった。命日の9月15日には出番がなく悔しい思いもしたが、常に試合への準備を怠らなかった。少し待たせけど、天国にいい報告できる。（ソフトバンク担当・井上　満夫）