淡路三原・樫本 幻惑投法で3連続完投 横手と上手を使い分け、16強進出に貢献

[ 2021年7月22日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権兵庫大会4回戦   淡路三原3-2長田 ( 2021年7月21日    尼崎 )

<淡路三原・長田>横手投げで力投する淡路三原・樫本
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 変則左腕が歴史の扉を開いた。淡路三原が昨秋兵庫3位の長田に競り勝ち、07年に現校名となって以降、初の5回戦進出。原動力は今秋ドラフト候補の樫本旺亮だった。

 強烈なインステップから横手と上手を使い分け相手打者を幻惑。「苦しい試合展開になったが、楽しく投げることができた」。6回に一時逆転を許したが、集中力を切らすことなく9回7安打2失点。炎天下の中で力投し逆転を呼び込んだ。

 16日の2回戦・津名戦から3試合連続完投でこの日の133球を合わせ6日間で計390球に達した。器用さにタフさも兼備し「エースとして、任された試合やイニングを0で抑える」と無欲の進撃を誓った。(桜井 克也)

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