阪神・近本「5月反攻」だ!3安打2盗塁3得点 デーゲーム11戦全勝にスーパー貢献

[ 2021年5月3日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7ー3広島 ( 2021年5月2日    甲子園 )

<神・広>5回、近本は中前打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 この男が塁に出れば得点チャンスが広がる。阪神・近本が3安打を放ち、2盗塁で3得点を記録。リードオフマンとしての役割を果たし、デーゲーム11戦全勝となる勝利に貢献した。

 「来たボールをしっかりセンターに返すという意識で入った。先頭で出塁できたというのはよかった」

 0―1の3回。先頭で野村のチェンジアップを中前打すると、続く糸原の打席で二盗に成功。「結果的にセーフになってよかった」。4月14日広島戦以来、14試合ぶりの6盗塁目で得点圏に進むと、マルテの中前打で同点のホームを踏んだ。

 1―3の5回は再び先頭で中前打。糸原の3球目に二盗を企図。捕手・会沢が送球できない完璧なスタートでこの日2つ目の盗塁を決めた。その後、さらに好機が広がり佐藤輝の満塁本塁打につながった。三塁走者として佐藤輝の一発も見て「フェン直かな、抜けるなと思ってたら、結構飛んでたんで。やっぱすげえなと」と、ただただ驚いた。

 6回は無死一、三塁から遊撃内野安打を放ち4月18日のヤクルト戦以来の猛打賞を記録。その後、三進し佐藤輝の左前適時打で、この日3度目の生還を果たした。

 「負けている流れだったので。しっかり得点というのを意識しながら塁に出られたのはよかった」

 打率・240はチームの規定打席到達者では最低。ここまでは2番を打つ糸原が塁に出て補ってくれていた。矢野監督も「チカ(近本)が出ることで相手にダメージは与えられる。これからどんどん(調子を)上げていってもらいたい」と上昇を求められた。

 「これから、しっかり返していきたい」

 近本にとっての「5月反攻」が始まる。

 《インスタライブに登場》佐藤輝は試合後、ともにヒーローインタビューを受けた近本と球団公式インスタグラムのライブ配信に登場。子どもの日の思い出を問われ「いつも何か食べませんでしたっけ…?あ、節分か。じゃあ何もないです」と頭をかいた。お互いを動物に例える質問に「近本さんはチーター顔してる」など独特の言い回しでファンを楽しませた。コロナ終息後は「野球教室で野球の面白さを教えたい」とし、お決まりのZポーズで配信を締めた。

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2021年5月3日のニュース