明大 リーグ史上30年ぶり3度目毎回得点で東大に圧勝 山田陸5の5、7打数連続安打だ

[ 2021年4月19日 05:30 ]

東京六大学野球第2週最終日   明大17―2東大 ( 2021年4月18日    神宮 )

<東大・明大>初回1死二塁 中前安打を放つ明大・丸山(撮影・久冨木 修)
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 2回戦2試合が行われた。明大は東大を相手に毎回の19安打を放ち、1991年春の法大以来、リーグ史上30年ぶり3度目となる毎回得点をマーク。17―2で圧勝し、2連勝を飾った。立大は法大を3―1で下し、今季初勝利を挙げた。

 1925年に始まった東京六大学野球リーグで「毎回得点」は3度目の快挙だった。会見の途中、30年ぶりの記録と知った明大・田中武宏監督は「点数はいくらあってもいい。記録のためではなくて。ベンチでは“緩まないように”と言っていた」と振り返った。

 4安打の固め打ちを見せた3番の丸山主将は「記録に関われたのはうれしいこと」と喜んだが、「攻守交代が遅いときがあったので“しっかりやろう”と言った」とチームを引き締めることも忘れなかった。前日にリーグ戦初安打を放った7番・山田陸は、この日は5打数5安打3打点の大暴れ。前日から7打数連続安打となり「しっかりボールを叩く。それが表現できている」とうなずいた。

 途中出場の選手たちも東大投手陣に襲いかかった。7回に代打で起用された1年生の横山は、リーグ戦初打席で左翼線適時二塁打。8回には2年生の堀内が毎回得点を決めるリーグ戦1号2ランを右翼席に運んだ。指揮官は「スタメンと控えの差がない。うまく回ったと思う」とチーム内の競争を喜んだ。

 打線は2試合で36安打28得点。19年春以来の優勝へ向け、これ以上ない好発進を切った。(川島 毅洋)

 ▼東大・井手峻監督(リーグ3度目の毎回得点を許し、59連敗)何とか食いついていきたかったけどね。投手陣を立て直さないと。

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