阪神・佐藤輝 出た!2試合連発の3号! オープン戦本塁打王争いも現実味

[ 2021年3月12日 13:40 ]

オープン戦   阪神―西武 ( 2021年3月12日    甲子園 )

<神・西>2回無死、佐藤輝は左越えにソロ本塁打を放つ。投手高橋(撮影・北條 貴史)
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝が第1打席でまたも甲子園にアーチをかけた。「6番・左翼」でスタメン出場すると、2回の先頭打者で西武の開幕投手・高橋の初球146キロを逆方向の左翼に叩き込んだ。これで、オープン戦は早くも3号。現時点では、日本ハムの野村に並ぶ3号で、オープン戦の本塁打王争いも現実味を帯びる一撃。「打ったのはストレート。初球から甘いボールを思い切って打ちに行くことができました。一発で仕留めることができてよかったです」と、球団を通じてコメントした。

 10日の広島戦(甲子園)では、本拠地2試合、通算7打席目で記念すべき「甲子園1号」を記録。左中間スタンドへの豪快な2ランだった。「しっかり捉えることができたので、打った瞬間、いったと思いました。ファンの皆さんの前で、まず1本打つことができてよかったです」。ここまでのオープン戦は5試合に出場して打率・389(18打数7安打)、2本塁打、4打点と好調をキープしている。

 東日本大震災から10年が経った11日は甲子園から黙祷を捧げた。宮城県村田町に住む父方の祖父母は、大きな被害こそ免れたが、停電に見舞われ数日間にわたり連絡が取れなくなった。「まだ苦しんでいる方もいると思う。そういう方にも勇気だったり、ちょっとでも感じてもらえたら」と被災地を思う心は忘れていない。甲子園ではテル・グッズの売り上げも絶好調。試合前のフリー打撃には西武の森、山川も熱視線を送った。36スイング中、3連発を含む6本の柵越えに2度の本塁打王山川もくぎ付けだった。

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