楽天・マー君復帰で宮城経済効果1年57億円 関大・宮本氏が算出、広島・黒田の52億円超え

[ 2021年2月17日 05:30 ]

キャッチボールする楽天の田中将(撮影・白鳥 佳樹)      
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 8年ぶりに楽天に復帰した田中将が、地元・宮城県に及ぼす経済効果が約57億円に及ぶことが16日、分かった。関大の宮本勝浩名誉教授が算出。「これは球団はじめ地元の経済界全体に入ってくる金額の総額。年俸9億円は決して高いものではなく、田中選手の楽天復帰が地元宮城県に非常に大きな経済効果をもたらすことが分かる」とした。

 マー君復帰による1年間の経済効果は通常時で、約57億1697万円。広島・黒田がヤンキースから復帰した際の約52億2582万円を上回る数字だ。ただしコロナ下で、観客数が楽天生命パークの収容人員の半分となった場合は約39億960万円となる。すでに復帰により、関連グッズの売り上げなど球団の営業面は好調。年間シートを約1億円売り上げるなど、復帰発表からの2週間で計2億円超の収入増となっている。

 宮本名誉教授は観客増に伴う消費額、グッズ売り上げ額や放映権料、スポンサー収入などを推計し、数字をはじき出した。観客数にもよるが約40億~57億円という巨額マネーがマー君の復帰によって動くことになる。

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2021年2月17日のニュース