清原和博氏 学生野球資格回復認定「少しでも野球界に貢献できるよう精進」

[ 2021年2月6日 05:00 ]

学生野球資格回復が認定された清原和博氏
Photo By スポニチ

 PL学園で5度の甲子園に出場し、西武、巨人などで活躍した清原和博氏(53)が5日、日本学生野球協会から学生野球の指導者になるために必要な資格回復を認定された。今回はコロナ下のため研修はオンラインで行われ、ヤンキースなどでプレーした黒田博樹氏ら計139人が資格を回復。清原氏はスポニチ本紙の取材に「アマチュア球界、プロ野球界、そしてプロアマ規定など、さまざまな知識を学ばせていただきました。この資格を生かし、少しでも野球界に貢献できるよう精進してまいります」とコメントした。

 歴代5位の通算525本塁打を記録した技量と経験を高校生や中学生に伝える資格を得たが、実際に指導できるようになるのは25年6月以降となる。清原氏は16年に覚醒剤取締法違反で有罪判決を受け、懲役刑の執行猶予期間(4年)が昨年6月15日に満了。学生野球協会の指導者に関するガイドラインには「適任者に該当しない者」として、執行猶予の期間経過後5年を経過していない、との規定があるためだ。有罪判決を受けた人が学生野球の指導現場に立つことへの風当たりは強い。その一方で「いろんな意見があると思うが、社会復帰を妨げるようなことがあってはならない」と話すアマチュア球界関係者もいる。

 清原氏はこの日、自身のツイッターも更新。2人の息子とキャッチボールをしたことを報告し「今日も素晴らしい天気!! 息子達とキャッチボールした!! 涙が出てきた 忘れられない一日になった!!」(原文のまま)とつづった。昨年、執行猶予が満了した際には、本紙に「高校野球の監督になりたい」と将来的な夢を明かしていた。その扉が開けたことは間違いない。

続きを表示

2021年2月6日のニュース