レンジャーズ・有原「打倒・大谷」宣言!「投手よりも、打者とやってみたい。楽しみ」

[ 2021年1月11日 05:30 ]

レンジャース移籍が決まった有原(右)は球場を背に日本ハム・栗山監督とひじタッチ(撮影・沢田 明徳)
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 ポスティングシステムで日本ハムからレンジャーズに移籍する有原航平投手(28)が10日、千葉・鎌ケ谷の球団事務所で退団記者会見を行い、「打倒・大谷」を宣言した。元同僚の大谷翔平投手(26)が同じア・リーグ西地区のエンゼルスに所属。同地区で今後数多くの対戦が予想される二刀流の後輩との対戦について問われると「打者・大谷」との初対決を熱望した。

 日本ハム時代は紅白戦でも対戦がなかった大谷との対戦について問われた時だった。「打者・大谷」との直接対決か、「投手・大谷」との投げ合いか。有原はメジャーの舞台で大谷が左打席に立つイメージを膨らませ「やはり投手よりも、打者・大谷とやってみたい。めっちゃ楽しみです」と声を弾ませた。

 移籍決定後、大谷からは「おめでとうございます」と祝福されたという。会見に同席した栗山監督は「翔平も楽しみにしていた」と大谷と会話した中で有原との対決を熱望していたことを明かした。150キロを超える剛球が武器の28歳右腕。指揮官は大リーグでその能力がさらに引き出されることを期待し「どういうふうに進化していくか楽しみ。米国の打者を力ずくでねじ伏せる姿が見たい」と語った。

 レッドソックスやパドレスなどとも交渉したが、レ軍を選択。その理由を「先輩も行っているし、日本人選手が所属していたチーム」と球団OBの建山義紀氏(侍ジャパン投手コーチ)やダルビッシュ(現パドレス)ら多くの日本選手が所属したことも決め手になったと説明した。レ軍は日本ハムとも業務提携を結んでおり、「僕のことを凄く調べてくれて見てくれていると思った」と熱意も感じ取った。同じポスティングシステムを利用した菅野は巨人残留を選んだが「1年でも早く行きたいという思いで行くことに迷いはなかった」と改めてメジャーへの強い思いを強調した。

 昨年末に渡米した際には、昨年開場した本拠グローブライフ・フィールドを訪問。「見たことがないくらい凄い球場」と自身の活躍する姿を思い浮かべた。早大時代から夢見てきた舞台。大きな期待を背負い、大谷と名勝負を繰り広げる。(東尾 洋樹)

 ≪雄星は初対戦で被弾≫これまで日本人は4投手が打者・大谷と対戦した。最も打ち込まれているのが、花巻東の先輩であるマリナーズの菊池で7打数3安打。メジャー初対戦だった19年6月8日の3打席目には左中間席に被弾し、3者連続本塁打のトリを飾られた。昨季は日本人投手と打者・大谷の対決はなく、パドレス・ダルビッシュ、ブルージェイズ・山口は一度も対戦がない。

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2021年1月11日のニュース