レイズ・筒香 「8番・DH」で今シリーズ初出場 待望PS初安打もチームは初黒星

[ 2020年10月16日 02:30 ]

ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦   レイズ3-4アストロズ ( 2020年10月14日    サンディエゴ )

<アストロズ・レイズ>7回、投手強襲の安打を放つ筒香(AP)
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 レイズの筒香がアストロズとのリーグ優勝決定シリーズに「8番・DH」で初出場し、PS初安打を放った。2点を追う7回2死。2番手右腕ハビエルの95マイル(約153キロ)直球を叩き、投手強襲の内野安打とした。PSでの日本選手の安打は16年の前田(当時ドジャース)以来だった。

 喜びと同時に悔しさも味わった。9回に1点差に迫り、なお2死三塁の好機で打席に立ったが右飛に倒れ最後の打者となった。ケビン・キャッシュ監督は筒香の起用について「最近は出番の間隔が空いていた」と説明し「良い打席だった。(最後の右飛は)ほんの少しバットの先っぽだったかもしれない」と及第点の評価を与えた。

 筒香と同じ左翼を守る2年目のアロザレーナが打撃好調な中、中堅手のキーアマイヤーの欠場もあり、今シリーズ初の出場機会を得たが、これでPS4試合の通算成績は12打数1安打となった。チームはあと1勝で岩村明憲らが所属した08年以来のワールドシリーズ進出が決まるが、筒香は最後までもがき続ける。(奥田秀樹通信員)

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