ソフトB・和田 コロナと闘う浜田高“大先輩”梨田さんにエール「また来てくれる日を信じている」

[ 2020年4月15日 05:30 ]

グラウンドでは梨田氏(左)に必ずあいさつした和田
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 ソフトバンク・和田が、楽天などで監督を務めた島根・浜田高の先輩、梨田昌孝氏(66)にエールを送った。

 梨田氏は新型コロナウイルスに感染し、現在も入院中。ペイペイドームで自主練習を行った和田はオンラインで報道陣に対応し「高校の大先輩で、(感染を)聞いた時は凄くびっくりした。先輩は闘っている。必ず良くなって、また、(本拠地の)ペイペイドームに来てくれる日を信じている」と祈るように話した。

 梨田氏は1日に陽性が判明。重度の肺炎で大阪府内の病院に入院し、集中治療室(ICU)に入っている。和田は梨田氏が解説の仕事などでグラウンドを訪れる際には必ずあいさつし、近況を報告していた。快方を願い「必ず戻ってきてくれると思っています」と再会を心待ちにした。

 この日はウエートトレーニング、ランニング、キャッチボールなどで汗を流した。チームは3月31日から9日間、活動を休止し、9日から自主練習を再開。39歳のベテラン左腕は「(体力は)もっと落ちるかなと思ったけど、思ったより動けている。追い込んで、体の張りもつくりつつやっていく。ブルペンには1週間以内くらいに入れれば」と話した。

 選手同士の接触も極力避けながら、厳戒態勢での調整。和田は「野球を見ることで勇気や元気をもらえるという方がいるなら、それに向けて頑張るだけ。開幕した時に100%の状態でやるしかない。それがプロ野球選手の使命だと思っている」と語気を強めた。(川島 毅洋)

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