ロッテ・アジャ 4歳息子と“合同トレ” かるたに打撃指導…体重も115キロ前後を維持

[ 2020年4月13日 05:30 ]

かるたトレーニングで反射神経を磨く井上(球団提供)
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 ロッテ・井上晴哉内野手(30)が12日、ZOZOマリンで自主トレを行い、マシン打撃などで汗を流した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、チーム活動は3月28日から自粛しているが、そんな時間を有効活用して4歳の息子と「合同トレ」に励んでいることを明かした。開幕が不透明な中、2年連続で24本塁打を放っている主砲は順調な調整ぶりをアピールした。

 やっぱり、グラウンドで体を動かすのは心地いい。11日から自主トレを希望する選手に対し、ZOZOマリンとロッテ浦和球場が開放されている。井上は、この日からマシン打撃などで汗を流した。

 それでも新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、自宅待機していた時間も無駄にしていたわけではない。工夫を凝らしながら、4歳の息子と有意義な時間を過ごしてきたことを明かす。さしずめ、「アジャ2世」との「合同トレ」といったところだろうか。

 まずは、息子にバットスイングを指導することで、自分自身を見つめ直してきた。「自宅待機中は家の庭でバットを振っていました。こういう機会なので4歳の息子にもバットの振り方を教えています。小さな子供に教えるということは、自分の打撃を言葉で分かりやすく説明しないといけない」。春季キャンプから取り組んできたのは、下半身を意識することだった。

 「大事にしているポイントを考え直す、いいキッカケになっています」

 そして息子との遊びもトレーニングの一つとした。「家族でかるたをしています。子供のひらがなの勉強にもなるし、記憶力も育む。トランプもやっています」。特にかるたは「反射神経など反応も良くなり、五感も研ぎ澄まされる」と子供だけでなく、大人にも効果があると感じた。まさに一石二鳥である。

 昨年12月に断食を行い、体重は115キロ前後を維持している。和の食材である「ま・ご・わ・や・さ・し・い」の基本栄養をバランスよく取ることで「断食終わりとほぼ変わりません。それまでは120キロ超えをしていたので体調面を考えると、今がベストです」と胸を張る。今季の目標は初の本塁打王。来るべき開幕に向け、アジャは準備を進めている。(横市 勇)

 ◆主なプロ野球選手の「コロナに負けるな!」ユニークトレ◆

 ☆バドミントン打撃練習 西武・山川はバドミントンのシャトルを利用して打撃練習。風の抵抗で不規則に動くシャトルを、楽天・則本昂やソフトバンク・千賀の変化球に見立てた。また、色分けされた羽根によって「初球打ち」や「犠飛狙い」も想定。

 ☆子供を抱いてウエートトレ ソフトバンク・柳田は自身の子供をバーベル代わりに筋力トレーニング。2人の子供はそれぞれ15キロ、6~7キロの計22キロだと明かし、パパに抱かれた子供たちは大喜び。「(コミュニケーションも取れて)一石二鳥」と喜んだ。

 ☆自炊力で筋肉量アップ DeNA・今永は自身の体に合う料理を模索中。低脂質高タンパクの鶏の胸肉やササミを使って筋肉量維持に励んでいると明かした。タイ料理「カオマンガイ」は「ハマスタに出店して冠商品にしてもいい」と自画自賛。

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