ソフトB・柳田 米国より地元・広島より「福岡好き」に!?

[ 2019年12月26日 05:45 ]

ホークスカラーのネクタイで会見する柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(31)が25日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3年契約最終年の予定だった来季から、2026年まで7年契約を結び直した。来季年俸は現状維持の5億7000万円プラス出来高払いで23年までは減俸のない変動制。残り3年は23年シーズン後に見直す。メジャーの夢は封印し、契約を満了する38歳シーズンで現役を引退する意向も示した。

 【記者フリートーク 前ソフトバンク担当・福浦健太郎】入団した時から、あの豪快さだった。当時、打撃フォームに原型はあるのか聞いたことがある。「遠くに飛ばしたいと思って、遠くに飛ばせるのはメジャーリーガーだなと…」。大学時代、YouTubeを手本に見よう見まねでつくりあげたフルスイングは、今では柳田の代名詞になった。

 不動のレギュラーとなった近年も、最近はどんな選手の映像かと聞けば「ベリンジャー(ドジャース)っすね。到底かなわないけど、凄い打球を打ちたいという気持ちにさせてくれるんです」。そう語る柳田は心底、楽しそうだった。

 これまで球団へ幾度となく挑戦を訴えたが、海外FA資格の取得にはまだ遠い。7年契約は素晴らしい評価だが、「夢」のひと言で収まり切らないほどの思いを断ち切った心中は察するに余りある。
 そう言えば昔は「少し、給料下がってもカープでやりたい」とも話していた。今回の一報に地元・広島に負けないほど、福岡のことが好きになってくれたのだと勝手に想像し、心が温かくなった。(04~17年担当、現ロッテ担当)

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2019年12月26日のニュース