大谷 「令和」の打者復帰8日濃厚、メキシコ遠征後の敵地タイガース戦か 

[ 2019年5月2日 02:30 ]

昨季のア・リーグ新人王の表彰式に登場した大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が7日(日本時間8日)の敵地タイガース戦でメジャー復帰する可能性が高まった。ブラッド・オースマス監督が30日(同1日)のブルージェイズ戦前に「今の時点でメキシコに連れていく計画はない」と明言。かねて同監督は「準備ができているなら連れていきたい」とした4、5日(同5、6日)のメキシコ開催のアストロズ2連戦には同行せず、アナハイムで最終調整を行う。

 メキシコ遠征後はデトロイト、ボルティモア、ミネアポリスと遠征9連戦が続く。指揮官は「彼が戻ってくる状態になれば、ラインアップに入る」と話した。大谷は29日にも投手相手の打撃練習(ライブBP)でマイナーの左投手相手に5打席立ち、24日から開始した打者復帰への最終段階のメニューは計25打席に達した。指揮官がメドとする40打席まであと15打席。「医療スタッフがゆっくり調整させたがっている」とオースマス監督は話しており、残り1週間で1日5打席のライブBPを3、4度こなし、余裕をもって復帰戦を迎えるもようだ。

 この日の大谷は、試合前のグラウンドで昨季の新人王受賞セレモニーに参加。大型ビジョンに特別映像が流れ、新人王の盾を持ち、ビリー・エプラーGMらとともにグラウンドで記念撮影に納まった。来場者先着3万人に新人王記念トレーナーが配布されるなど、スタンドは「大谷一色」となった。

 29日は投手としてリハビリ中、最長の105フィート(約32メートル)の距離でも投げた。順調だからこそ、慎重に。大谷は万全の準備を整えて復帰の時を待つ。

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2019年5月2日のニュース