阪神・大山、技あり5号 好機で今永撃ち「なんとか食らい付こうと」

[ 2019年4月26日 05:30 ]

パ・リーグ   阪神5―3DeNA ( 2019年4月25日    横浜 )

初回2死一塁、先制2ランを放ち、岩田(右)らとグータッチをかわす大山(撮影・大森 寛明)
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 フルカウントからの外角低め149キロ。投手にとって最高のボールを本塁打にしてみせた。これぞ4番だ。阪神・大山が、初回2死二塁の好機で先制の5号2ラン。DeNA・先発の今永から唯一の得点を叩きだした。

 「(今永の)これまでの試合を見ていても、何点も取れるようなピッチャーじゃない。それが、初回のチャンスで打席が回ってきたので、なんとかボールに食らい付こうと」

 ヘッドを立てたまま弾き返した鋭い打球は、右翼スタンドに飛び込んだ。18日ヤクルト戦以来、6試合ぶりの一発は、この試合まで2試合16イニング無失点で防御率リーグトップの左腕から打ったのだから価値が高い。加えて、通算23本目で右方向への一発は昨季の1、2号以来、3本目。好左腕相手に打撃に幅を見せる一撃でもあった。

 今季、チームは先発左腕相手に1勝6敗。苦戦続きだった状況下での一撃に、矢野監督も「ああいうピッチャーから先制で打てるというのは、すごくユウスケも良かった」と褒め称えた。

 迷いが消えつつある。2打席目以降は無安打に終わったが3回2死三塁では初球の速球をもう少しで場外弾という大ファウル。6回1死でも初球のカーブに対し豪快なフルスイング。半端なスイングでカウントを悪くする打席が目立った開幕直後とは明らかに違う。「自分的にも感覚はすごく良い」と話すように、状態は上向きだ。

 シーズンを乗り切るため、ルーティンを使い分けている。「良い結果が出た時の験担ぎが多いですね。ネクストに2種類あるスプレーは打った日と同じモノを使ったり。マスコットバットをスプレーに立てかけたり」。自らを「一喜一憂しやすいタイプ」と分析するだけに細部まで行動を決めて心を整える。全ては、4番の大役を務めあげるためだ。

 21日の巨人戦で死球を受けた右膝は、一面、紫に変色したまま。それでも顔色一つ変えることなくグラウンドに立ち、黙々と重圧に立ち向かう。誰もが認める猛虎の4番へ、大山は確実に近づいている。(巻木 周平)

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