来春センバツからタイブレーク導入!延長13回から実施の訳は…

[ 2017年9月19日 20:20 ]

第89回選抜高校野球大会、延長15回を引き分け再試合となり、整列する福井工大福井ナイン(左)と健大高崎ナイン
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 日本高野連は19日、大阪市内で選抜高校野球大会の運営委員会を開き、来春の第90回記念大会からタイブレーク制導入を決めた。延長13回から実施する。

 すでに高校野球では、春季地区大会や明治神宮大会や国体などで導入されていた。これまでも甲子園でのタイブレーク導入は選手の健康管理などのため、何度も検討されてきた。さらに、今春の選抜では春夏通じて初めて1大会で2試合が延長15回引き分け再試合となったことで導入の機運は高まっていた。13回としたのは、過去5年の延長戦で12回決着が8割を占めた統計を踏まえたという。

 日本高野連は5月に各都道府県連盟に対し、タイブレーク制導入に関するアンケートを実施。47連盟のうち38連盟がおおむね賛成の立場で、7連盟が回答なし、2連盟が時期尚早との意見だった。

 アウトカウントや走者の設定、決勝で実施するかなどは今後協議していく。

 ≪引き分け再試合は8試合≫高野連は選手の健康管理策として、00年センバツから延長引き分け再試合の規定を18回から15回に変更。それ以降で延長13回以上戦った試合は、センバツが8度、夏の選手権が7度ある。そのうち引き分け再試合になったのは、斎藤(現日本ハム)と田中(現ヤンキース)が投げ合った06年夏の決勝・早実―駒大苫小牧など8試合。

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