上本、虎19年ぶりランニング弾「たまたまいい所に跳ねた」

[ 2017年8月2日 06:30 ]

セ・リーグ   阪神3―4広島 ( 2017年8月1日    マツダ )

7回表1死、上本はランニングホームランを放ち、滑り込んで生還する
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 全力疾走が生んだホームランだった。2点を追う7回。1死からの第4打席だ。2ボール1ストライクから低めの直球をジャストミート。夜空に高々と舞い上がった大飛球は左翼の後方に流されていった。風のいたずらか――。左翼への追い風にも乗った一打に、阪神・上本は走るスピードを緩めなかった。

 「たまたまいい所に跳ねてくれました」

 ラッキーな一打だった。運を味方に付けた打球は左中間フェンスを直撃すると、その弾みでボールはセンター方向へ転がった。打球を追った左翼手の松山はフェンスに激突し、しばらく動けない。外野手が打球処理をもたつく間に上本はさらに加速した。快足を飛ばして、何とランニングホームラン。自身7月11日の中日戦以来となる6号ソロは、阪神では98年7月4日の広島戦(広島)で坪井が記録して以来、19年ぶりのランニングホームランとなった。

 ただ、珍しいアーチ以外にも価値ある打点をたたき出していた。4点を追う無死満塁からの第3打席。初球のスライダーをはじき返した打球は右犠飛だ。劣勢ムード漂う中で反撃へののろしを上げる一打。常に全力プレーに徹する男の奮闘が際立った。

 2番打者としては5試合連続で先発出場。今季は同打順で73試合に出場して261打数76安打で打順別の打率も3割目前だ。勝負強さと長打力を兼ね備える伏兵が、逆襲を狙う金本阪神を鼓舞し続けている。(山本 浩之) 

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