阪神 先発復帰組が魅せた!西岡猛打ショー&福留執念の適時打

[ 2017年8月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―4広島 ( 2017年8月1日    マツダ )

5回表1死一、三塁、福留は左前適時打を放つ
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 帰ってきたリードオフマンの3本が、明日への希望となった。阪神・西岡が「1番・左翼」で6試合ぶりにスタメンに復帰。勝利を呼ぶことはできなかったものの、今季初猛打賞の活躍で何度もチャンスを演出した。

 「ちょっと感覚のズレというのがあった。名古屋でもそうですし。昨日1日で修正できたと思う。復帰したばかりなんで、その感覚が正しいのかはわからないけど、確認しながらやっていきたい。今日、結果が出たことが良かったと思う」

 初回の第1打席に野村からいきなり中前打。5回無死一、二塁でも再び右腕から中前にはじき返し、満塁へと好機を広げた。3―4の9回1死では今村から左前打し、最後まで諦めない姿を見せつける。続く上本の6球目でスタートを切り、結局、三振と守備妨害というまさかの結末で敗戦となったが、久々にグラウンドで背番号5が躍動した。

 「西岡に3本出たのは明るい材料。彼が1番で引っ張ってくれる形になれれば」と片岡打撃コーチ。直前の中日3連戦で先発から外し、リフレッシュさせた効果が表れた。

 同じくナゴヤドームでは先発から外れた福留も5試合ぶりのスタメン出場。0―4の5回、上本の右犠飛で1点を返し、なお1死一、三塁の第3打席で左前適時打を放った。追い込まれながらも外角低めのチェンジアップに食らいつく執念の一打。敗戦とあって試合後は無言だった。

 百戦錬磨の2人は、先発復帰しただけでなく勝利への執着心を見せつけた。その姿勢が正念場のチームを最後まで勇気づける。(山添 晴治)

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