立大、１９５０年代に３度日本一　長嶋＆杉浦＆本屋敷の「三羽がらす」

全日本大学野球選手権最終日   立大９―２国際武道大 （ 2017年6月11日    神宮 ）

母校の立大が５９年ぶりの優勝を果たし、笑顔の長嶋茂雄氏（右）
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　立大が３度の日本一に輝いた１９５０年代は、東京六大学リーグの最盛期と重なる。神宮球場が５２年、戦後８年にわたる米軍の接収から解除され、伝統の早慶戦を中心に札止めの連続。プロ野球をしのぐ人気を誇った。

　立大は５３年春のリーグ戦を２０年ぶりに制した勢いで第２回大会王者に。５７年は東京六大学通算８本塁打の新記録を樹立した４番長嶋茂雄、エース杉浦忠（のち南海）、主将の本屋敷錦吾（のち阪急）という「立教三羽がらす」を軸に２度目の王座に就いた。巨人入りした長嶋がプロ野球人気を沸騰させる中、立大は翌５８年にリーグ４季連続Ｖ、２年連続日本一を達成した。