青木「初安打より今の方が情熱ある」 仲間からの寄せ書きボトルに笑顔

[ 2017年6月12日 09:12 ]

青木 日米通算2000安打

仲間からの寄せ書きが入ったワインボトルを手に笑顔の青木(AP)
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 日米通算2000安打を達成した青木が、試合後に記者会見に臨んだ。「2000本打てて本当にうれしいです。アストロズのファンもそうですし、選手、スタッフも含め、みんなが拍手をくれた時は本当にうれしかったです」とあいさつ。サインが寄せ書きされた大きなワインのボトルを手に「このボトルは選手、監督、コーチ、スタッフを含めみんなのサインなんですけど、すごくうれしくて、どうしてもこの会見に持ってきたかったので持ってきました」と笑顔を見せた。

 会見でのやり取りは以下の通り。

 ――1999本目を打った後、次の打席はどういう気持ちだったか

 「もう、ここで決める、という気持ちでした。その前の打席もいい形で打てていたので、同じような感じで打席に立てるかなと」

 ――この記録はどんな位置付け?

 「プロの世界に入ってから2000安打というのは意識したことはなかったんですけど、実際に打ってみて、自分の中での歴史といいますか、自分の野球の歴史の中で2000本を達成したというのはうれしいです。どれくらい、と言われると難しいですけど」

 ――大台が近づく中でプレッシャーを感じたか

 「意識するところは少しありました。意識しないように、とにかく自分の打撃をしっかりやるように、そこだけに集中しました」

 ――達成できて安心した?

 「とりあえずは、そうですね。リラックスできると思いますけど。とはいっても、まだまだ(シーズンは)続くし、アストロズも優勝争いをしている。チームの一員としてしっかり自分が貢献できるようにしたいです」

 ――達成するまでは一本一本と話していたが、実際に達成して感じたことは

 「達成した瞬間、(プロ)1本目をすごく思い出しました。自分がヒットを1本打った時の気持ちを思いだしたんですけど、その時よりも今の方が野球に対する情熱があると自分は感じました」

 ――まだ通過点だと思うが、今後は何か変わっていく?ゴールは?

 「プレースタイルはもちろん変わらないですし、今まで築き上げたものがありますから。いつも一年一年、自分の中で勝負してきて、今年アストロズで本当にワールドシリーズを狙えるようなチームですから、なんとかワールドチャンピオンになるってことは自分の今の最大の目標です」

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