侍J千賀 “お化けフォーク”でバレ三振斬り 2回0封

[ 2017年3月13日 05:30 ]

WBC2次ラウンドE組   日本8―6オランダ ( 2017年3月12日    東京ドーム )

<オランダ・日本>2回を3安打無失点の千賀
Photo By スポニチ

 侍ジャパン・千賀が自ら招いたピンチを切り抜けた。

 1点リードの5回に3番手で登板し、連打でいきなり無死二、三塁。「ミスショットでも外野に飛ぶ。バットに当てさせると怖かった」と3番ボガーツを155キロの直球で見逃し三振。4番バレンティンは落差が大きく「お化けフォーク」と呼ばれる魔球で空振り三振に仕留めた。5番グレゴリアスも一ゴロに仕留め、6回も無失点。「めちゃくちゃうれしい。ゼロに抑えていくことが役割」と胸を張った。

 ▼平野(4回に2番手で3者凡退)同点に追いつかれ、雰囲気も少しアレだったので、絶対にゼロで抑えるという気持ちだった。

 ▼松井裕(上位打線を相手に2/3回を1四球も無失点)菊池さんのプレーに本当に助けられた。秋吉さんもですし、先輩方に助けてもらいっぱなしでした。

 ▼秋吉(7回2死一塁で登板しヤクルトの同僚バレンティンを空振り三振に仕留める)これからも、しびれる場面の登板が多いと思う。抑えれば勝ちにつながるのでしっかり投げたい。

 ▼宮西(8回に登板して1死満塁のピンチを招いて降板)先頭打者は詰まっていたし、打ち取ったかと思ったけど。力みが出た。増井さんに感謝しかない。

 ▼増井(8回1死満塁のピンチを封じる)プレミア12で同じような場面でやられた。そういう場面で使ってもらって意気に感じたし、強い気持ちでいった。宮西には「ありがとう」と言われた。

 ▼則本(9回に登板も1点リードを守れず)最後に打たれたのはもっと慎重にやればよかった。勝って良かった。チームのみんなに助けてもらった。

 ▼牧田(延長10回から打者6人に安打を許さず)自分の持っているものを出すだけだと思った。必死だった。世界一奪還へ向け、非常に重要な試合だった。

続きを表示

2017年3月13日のニュース