オリ福良監督 早くも5度目怒ッカン!ミス連発3選手に昼食抜き特訓

[ 2017年2月12日 05:55 ]

オリックスの福良監督
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 笑顔でブチ切れた。オリックス・福良監督が今キャンプ、早くも4度目のカミナリだ。チーム打撃の練習でミスを連発した武田、宗、小田を相次いでグラウンドから退場させた。

 武田は2球続けてヒットエンドランを失敗し、宗、小田も送りバントを続けざまに失敗。指揮官の怒りは一瞬で沸点に達し、「試合ではもっとプレッシャーがかかる。できないなら1点を取るのは難しくなる。アピールしないといけない連中がこういうことでは…」と許せなかった。

 下山打撃コーチに3選手の処遇を問われた福良監督は穏やかな笑顔で、「今すぐ、行かせい」と返した。武田、宗、小田は練習途中で屋内練習場へ移動。午後の全体練習には参加できず、昼食抜きでひたすら3時間10分の個人練習を続けた。

 指揮官も現役時代に昼食抜きの練習を経験し、通算224犠打を積み重ねた。「肘も手も痛くなってくるけど、形が悪いから失敗するんだと分かる。数をこなせば、絶対にうまくなる」。信念は若手にも伝わった。入念に右打ちを確認した武田は「しっかりと3時間、考えながら練習しました」。バント練習を反復した宗も「せっかくチャンスをもらっているのに、ミスでつぶすのは最悪」と表情を引き締めた。

 この日は宮内義彦オーナーとの夕食会が設定されていたため、練習は午後4時頃に完全終了。仮に夕食会がなければ「ずっとやらせてもいいかなと思っていた。オーナーに助けられたね」。最後も福良監督は笑顔だった。 (桜井 克也)

 ≪福良監督激怒メモ≫

 ☆奥浪の健康管理に キャンプイン前日の1月31日、腸炎で宮崎入りをキャンセルした4年目の奥浪について「こういうことをしていたら置いていかれる」と苦言。5日にみそぎの丸刈り姿で復帰したが「もっと短くすればいいのに」。

 ☆園部の太め残りに キャンプ初日、ベスト体重95キロを3、4キロオーバーして現れた4年目の園部に「自分のコンディションも把握していない。考え方が甘すぎる」と即2軍降格を指令。

 ☆大城のケガに 8日に左太腿裏肉離れで2軍落ちの2年目・大城に激怒。休日明けのケガだったために「アウトでしょう。休みも練習しろとは言わないけれど、過ごし方がある」。

 ☆審判にも 8日の紅白戦で審判が金田のセットポジションからの投球動作にボーク宣告。FA移籍した糸井の人的補償で阪神から獲得した期待の右腕だけに「自分で考えて作り上げたフォーム。それをダメと言われたら死活問題だ」と憤慨。

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2017年2月12日のニュース