楽天・松井裕 四球に暴投“大荒れ”…WBC球で紅白戦「まだまだ」

[ 2017年2月12日 05:47 ]

楽天紅白戦   紅組2―1白組 ( 2017年2月11日    久米島 )

紅白戦の初回2死二塁、内田に四球を与えてうつむく松井裕
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 3月のWBCに出場する侍ジャパンの守護神候補、楽天・松井裕樹投手(21)が11日、紅白戦で先発。WBC公式球を使用した今季初の実戦で1回を1安打無失点に抑えたが、制球を乱すなど不安定な内容だった。

 先頭の茂木にいきなり中越え二塁打を浴びた。後続の2人を打ち取ったが内田にストレートの四球を与え、2死一、二塁。聖沢へ投じた6球目の新球ツーシームは捕手の前でワンバウンドする暴投だ。その間に走者が進塁し、二、三塁のピンチを招いた。最後は聖沢から空振り三振を奪ったが、打者5人に21球を要し、9球がボール。「投げたい球種は一通り投げられたが、(2球投げた)ツーシームは(いずれも)抜けてしまったので、まだまだ」と振り返った。

 オリックス・平野、ヤクルト・秋吉とともに守護神候補に挙げられる21歳左腕。今季初実戦で試運転の段階だが、WBC開幕まで1カ月を切っており、不安の残る結果でもある。「先輩たちに話を聞いて(WBCで)使えるか使えないかを判断したい」。今後もブルペンや実戦登板でツーシームを試し、最終的な取捨選択をする。この日は最速145キロを計測した直球も高めに浮いた球が目立つなど調整が必要だ。

 ただ、収穫もあった。ブルペンでは基本的には同じ球を投げ続けるが、実戦ではファウルのたびにボールが変わる。「(ファウル後は新しく)乾燥したボールが来る。ブルペンでもボールを交換して投げたい」と、対策を講じる。聖沢を三振に仕留めたチェンジアップやスライダーなど、手応えを得た球種もある。

 昨季は投げ込みがたたって、左肘に張りを訴えたが、無事に久米島キャンプも打ち上げた。「ケガなく終えたのは良かった」。沖縄本島では実戦が続くが、どこまで調子を上げていけるか。若き守護神候補は、世界一奪還を目指す侍ジャパンの命運を握っている。 (黒野 有仁)

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