名捕手ポサダ氏 殿堂入り資格喪失 ヤンキース黄金期支えるも票伸びず

[ 2017年1月19日 15:23 ]

ボールにサインするホルヘ・ポサダ氏(AP)
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 18日(日本時間19日)に米国野球殿堂は2017年の殿堂入り選手を発表。ジェフ・バグウェル(48)、ティム・レインズ(57)、そしてイバン・ロドリゲス(45)の3氏が選出され、野球人として最高ともいえる栄誉を手にした。

 その一方で殿堂入りの資格を喪失したのが元ヤンキースのホルヘ・ポサダ氏(45)だ。同氏は殿堂入りの選考対象1年目を迎えた今年、記者から3・8%の得票率しか得られなかった。

 殿堂入りは全米野球記者協会に10年以上在籍する記者の投票によって決められ、75%以上の得票が条件。メジャーリーグで10年以上プレーし、引退から5年以上が経過した選手が選考の対象となるが、選考対象となってから10年の間に75%以上の票が得られなければ、殿堂入りの資格を喪失することになる。

 しかし、その10年の間に記者からの得票率が5%以下となった場合、選考対象1年目であっても翌年以降の資格を喪失するという決まりがある。ポサダ氏のケースはこれにあてはまり、デレク・ジーター氏などとヤンキース黄金時代を支えた名捕手が殿堂入りの選考対象から消えることになったのだ。

 ポサダ氏はヤンキース一筋で17年間活躍。打率2割7分3厘、275本塁打、1065打点という通算成績で、シルバースラッガー賞には5度輝いた強打のスイッチヒッターだった。同氏のほか、今年に得票率5%以下で殿堂入りの資格を喪失したのは、レッドソックスの捕手として活躍したジェイソン・バリテック氏(得票率0・5%)やナッグルボーラーとして通算200勝を挙げたティム・ウェイクフィールド氏(得票率0・2%)らがいる。

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2017年1月19日のニュース