米国野球殿堂 来年対象の選手は?松井秀喜氏ら日本になじみの顔ぶれ

[ 2017年1月19日 15:20 ]

ヤンキース時代の松井秀喜氏
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 18日(日本時間19日)に米国野球殿堂は2017年の殿堂入り選手を発表。ジェフ・バグウェル(48)、ティム・レインズ(57)、そしてイバン・ロドリゲス(45)の3氏が選出された。殿堂入り選考の対象となるのはメジャーリーグで10年以上プレーし、引退から5年以上が経過した選手。今回はロドリゲス氏がその対象となった1年目で選ばれた。

 来年の話をするのは少し早いかもしれないが、2018年に新たに殿堂入り対象となる主な選手は以下の通り。日本のファンにもなじみのある顔ぶれが並んでおり、野茂英雄氏と新人王を争ったチッパー・ジョーンズ氏や元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏、そして松井秀喜氏の名前も見られる。

 ▽チッパー・ジョーンズ:ブレーブス一筋19年での通算成績は打率3割3厘、2726安打、468本塁打、1623打点。1999年にはリーグMVP、2008年には打率3割6分4厘で首位打者を獲得した。

 ▽ジム・トーミ:インディアンスなどで22年間に渡りメジャーで活躍。フィリーズ時代の2003年には47本で本塁打王を獲得し、通算612本塁打は歴代7位という記録だ。

 ▽スコット・ローレン:フィリーズやカージナルスなどで活躍。メジャー17年間の通算成績は打率2割8分1厘、2077安打、316本塁打、1287打点。三塁手としての守備が秀逸で、ゴールドグラブ賞を8回受賞している。

 ▽アンドリュー・ジョーンズ:主にブレーブスで活躍。メジャー17年間の通算成績は打率2割5分4厘、1933安打、434本塁打、1289打点。2005年には51本塁打、128打点で打撃2冠に輝いた。また、中堅手としてゴールドグラブ賞を1998年から10年連続で受賞しているが、この事実は楽天時代しか知らないファンにとっては信じられないかもしれない。

 ▽松井秀喜:ヤンキースなどで10年間に渡りメジャーで活躍。通算成績は打率2割8分2厘、1253安打、175本塁打、760打点。メジャーデビューの2003年から2年連続でオールスター戦に選出。ヤンキース最終年の2009年にはワールドシリーズでMVPを獲得した。(敬称略)

 殿堂入りは全米野球記者協会に10年以上在籍する記者の投票によって決められ、75%以上の得票が条件。ロドリゲス氏は76%で殿堂入りとなったが、来年に対象1年目を迎える選手たちがどれだけの票を集めるか今から気になるところだ。

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