今秋ドラフト候補 奈良学園大 宮本 おみくじは大吉「就職も望み通りになる」

[ 2017年1月11日 16:40 ]

11日に始動し今秋ドラフト候補のた奈良学園大・宮本
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 今秋ドラフト候補に挙がる奈良学園大の宮本丈遊撃手(21)が1並びの1月11日に本格始動した。「野球人生で初」という主将に就いた宮本は真新しい背番号1のユニホームを着用し、決意を表明。「最高の1年にしたいです」と表情を引き締めた。

 年始は京都の下鴨神社を参拝。おみくじは大吉を引いた。「何事も成就する。就職も望み通りになると書いてありました」。幼少期から阪神ファンだという宮本の希望はかなうか?

 部の歴史に輝かしい1ページを記した男が本気で大学日本一を狙いにいく。強烈なインパクトを残したのは昨年の大学選手権だ。準々決勝の関西国際大戦は延長10回1死満塁のタイブレークから右翼席へ鮮やかな一発。大学選手権史上初のサヨナラ満塁弾を放った。2回戦・九州国際大戦の決勝弾に続く一発で初の4強入りへ導いた。

 ここ一番の勝負強さとパンチ力も魅力だが、巧みなバットコントロールが光る左の好打者。「選球眼にも自信がありますし、簡単にはアウトにならない粘り強い打撃を見てほしい」と話す。14年秋、16年春の首位打者はリーグ通算78安打。連盟記録の113安打も射程圏で「狙いにいきます」と意気込んだ。

 巨人1位の吉川(中京学院大)、中日2位の京田(日大)に強烈なライバル心を燃やす。特に吉川は同じ遊撃手で同じ3番打者だ。「昨年はあの2人が大学球界を引っ張った。ことしは自分の番です」。帽子のつばに『信 No.1ショート』と記す宮本。初の大学日本一と大学No.1遊撃手の称号をつかむ。

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2017年1月11日のニュース