シャーザーWBC欠場発表 右手薬指疲労骨折…米代表痛い

[ 2017年1月11日 05:30 ]

ナショナルズのシャーザー(AP)
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 ナショナルズは9日(日本時間10日)、エースのマックス・シャーザー投手(32)が利き手の右薬指関節の疲労骨折で、米国代表として出場予定だったWBCを欠場すると発表した。昨季20勝7敗、防御率2・96で2度目のサイ・ヤング賞を受賞。タイガース時代の恩師であるジム・リーランド監督の下、WBCでも柱に期待されていた。

 シャーザーは自身のツイッターで「昨年の8月から違和感があったが指の捻挫と診断され、投球にも影響なかったので投げ続けた」と説明。しかし、オフになっても違和感が消えず、12月に2度目のMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けたところ、骨折が判明したという。2月の春季キャンプは初日から参加できる見込みだが、現在リハビリ中のためWBCの出場は難しいと判断。「残念だが、米国代表の活躍を見届けたい」とした。

 昨季17勝の左腕プライス(レッドソックス)が予備登録メンバーに入っているとみられるが、これまで出場可否についての態度を明確にしていない。初優勝を狙う米国代表が、エースの代役探しという難題を突きつけられた。

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