今江 本塁打にこだわる!「パワフル・ゴリ江」で投手に威圧感

[ 2016年1月17日 08:40 ]

広背筋をアピールする今江

 目指すは「パワフル・ゴリ江」だ。楽天・今江が、沖縄県内で自主トレを公開。ロッテからFA移籍した今季は本塁打量産を目標に掲げた。

 「去年はホームランが少なくて、全体的にパワフル感がなかった。昔のようなパワフルな打撃を取り戻し、ホームランが打ちたい」

 昨季は98試合で本塁打はわずか1。7月に左手首を骨折した影響もあったが、レギュラーを獲得した05年以降では最少だった。長打がないため「打席で威圧感を与える打撃ができなかった」と昨季の反省を振り返った。

 このオフは長打力を高めるため、広背筋の強化に取り組み始めた。昨季まで「1回もできなかった」という懸垂は90キロの体を5回上げ下げできるまでパワーアップ。「脱いだ時にアスリートっぽい体になった」と見た目も変わった。効果は数字にも表れ、この日のロングティーでは68スイング中、5連発を含む26本の柵越え。高い弾道のアーチが左翼フェンスを次々に越えていった。「今まであまり柵越えしていなかった。成果は出ている」と手応えを口にする。

 楽天は昨季、チーム本塁打がリーグ最少タイの85本だっただけに、新加入した今江が本塁打を量産すれば、おのずと得点力はアップする。「中軸を打てるような位置にいられたらいい」と謙遜したが、昨季はロッテで開幕4番を務めるなど実績は十分で、楽天でも4番に座る可能性はある。

 「FA移籍する前も今もやるぞという気持ちは一緒だが、結果を出して少しでもチームの一員として認めてもらいたい」。本塁打をゴリゴリ放つ「楽天・今江」をファンも待ち望んでいる。(徳原 麗奈)

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2016年1月17日のニュース