菅野 今季は「カットボールが軸」 プレミア12で手応え

[ 2016年1月17日 05:30 ]

海外自主トレを終え帰国した菅野

 巨人・菅野が、自主トレ先のハワイから帰国し、今季のポイントになる球種を挙げた。「カットボールが軸になると思う」。約1カ月間の滞在で真っ黒に日焼けした顔から白い歯をこぼした。

 きっかけは昨年11月の国際大会「プレミア12」。自己最速にあと2キロに迫る155キロをマークした直球に手応えを残しつつ「機会があってカットボールを投げたところ良かった」。昨季途中から握りを変えたスライダーが効果的になった半面、カットボールを投げる機会を失っていたが、普段組まない他球団の捕手とコンビを組んだことで、効果を再認識した。「コンディションは3年間の自主トレで一番良い」というハワイでは肘から先の右腕の筋力強化に重点を置いた。握力や指先の力が増せば、直球やスライダー、そしてカットボールにも磨きがかかる。

 開幕投手最有力の菅野に対し、高橋監督からはヤクルト戦、神宮球場での成績向上の注文が出ている。「なかなか勝てていない(昨季4戦4敗)モヤモヤ感はあります。(3月25日の)開幕がヤクルト。そこで勝てたら印象が変わると思う。開幕しか見ていません」。3年連続3度目の大役へ視界は良好だ。(川手 達矢)

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2016年1月17日のニュース