Aロッド 激動のシーズン振り返る「シンデレラのようだった」

[ 2015年12月9日 15:40 ]

壇上で詩を朗読するヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手 (AP)

 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(40)は8日、フロリダ州でのクリスマスコンサートに姿を見せ、メディアに対して「シンデレラのようなシーズンだった」と今季を振り返った。

 このコンサートはヤンキースのオーナーであるスタインブレナー家によって主催され、同州近郊の小学生1500人を招待して毎年行われる。ヤンキースのユニホーム姿で壇上に上がったロドリゲスは、「サンタクロースがきた」という詩を感情を込めて読み上げた。

 子どもたちは、米国においてクリスマスの時期に広く朗読されるというこの詩に聞き入っていたが、大人たちの興味はベースボール。「いろいろな意味で夢のようなシーズンだったね」。ロドリゲスはそう切り出すと、「幸運なことに復帰して、スタインブレナー家やチームメート、さらにニューヨークのファンに歓迎された。今後もそういった関係を続けていければと思うよ」と充実の表情でコメントを続けた。

 薬物使用によるリーグからの処分で昨季を全休。周囲から冷たい視線を浴びながらの復帰となったが、ふたを開けてみれば151試合に出場して打率2割5分、33本塁打、86打点と活躍を見せ、チームの中でしっかりと存在感を示した。冷たい視線はやがて称賛の声に変わったシーズン。「シンデレラ」はという言葉はけだし至言かもしれない。

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