巨人 前ロッテのクルーズ獲り!すでに本人側とも接触済み

[ 2015年12月9日 06:45 ]

巨人が獲得を目指す前ロッテのクルーズ

 巨人が、前ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)の獲得に乗り出していることが8日、分かった。堤辰佳GMは「(獲得することで)競争原理を内野にも持ち込みたい」と話した。すでに本人側とも接触済みで、年内の合意を目指していく。

 クルーズの最大の魅力は勝負強い打撃。今季まで2年間在籍したロッテでは、通算259試合出場で打率は・247にとどまるが134打点。殊勲打は巨人・阿部の33を上回る34を数える。大谷や則本ら、実力ある投手陣がそろうパ・リーグでの数字には価値がある。

 来季のチーム課題は打撃力の向上。高橋新監督も秋季キャンプ中に「一番の課題は打撃。そこをどうするか」と口にしていた。クルーズはその補強ポイントに合致。ここぞで打てる助っ人が加われば、今季30勝29敗に終わった1点差試合の成績も大きく変わってくる。

 今オフには元巨人の脇谷を西武からFAで獲得。クルーズの獲得にも成功すれば、内野陣の競争は一気に激化する。内野ならどこでも守れる器用さも兼ね備えたクルーズだけに、村田や片岡だけでなく坂本の刺激にもなり、チーム力の底上げにつながりそうだ。

 米国で現在、ウインターミーティングを開催中。堤GMは「一両日中にも(もう一度クルーズサイドと)接触することになる」としており、今後は条件面の提示も含め速やかに交渉を進める。

 ◆ルイス・クルーズ 1984年2月10日、メキシコ生まれの31歳。00年にレッドソックスと契約。パドレスを経て08年にパイレーツでメジャー初出場。12年ドジャースで78試合に出場し、いずれも自己最高の打率.297、6本塁打、40打点を記録した。13年7月3日にヤンキースへ移籍し、同年オフにロッテ入り。第1回(06年)、3回(13年)のWBCメキシコ代表。1メートル83、95キロ。右投げ右打ち。

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2015年12月9日のニュース