ぜひ見たい 東京6大学野球 64年ぶり史上2度目の「優勝決定巴戦」なるか

[ 2015年5月22日 11:01 ]

 東京6大学野球は終盤戦に入り、あと2週を残すのみ。優勝争いは首位の早大を慶大と法大が追う展開だ。といっても、最終週の早慶戦で早大が1勝すれば優勝と絶対的優位はかわらない。そんな中、ファンの間で「ぜひ見たい」との声が挙がっているのが「3校による優勝決定巴戦」だ。

 今週の東大戦に法大が連勝、早慶戦で慶大が早大に連勝した場合、3校が8勝3敗勝ち点4と同じになり、優勝決定戦にもつれ込む。東京6大学野球90年の歴史で優勝決定戦は12回行われた。しかし3校同勝ち点同率は2度しかなく、1940年(昭15)春は慶明立の3校が同率となり優勝預かりとなって決定戦はなかった。唯一行われたのは1951年(昭26)春、早慶立が同率となり巴戦を実施。初戦は早大が立大を4-0、2戦目は慶大が立大を1-0と破り、早慶戦へ。最後は早大が3-2で慶大を下し優勝している。

 今回はどうか?仮に3校が並んだ場合、どうなるのか?連盟に聞くと「仮にそうなった場合ですが、早慶が含まれますから早慶戦が終わって1日置き、対戦順は抽選で決めます」とのこと。優勝決定戦は3日間の予定で開催されるため、1日目、2日目、3日目の順番をマネジャーが抽選で決めていく。当然2勝したチームが優勝だが、開催日濃厚な6月2日からはプロ併用日。決着つくまで延長無制限とはいかず、リーグ戦同様、1試合の場合の延長15回までを採用するかどうか。

 早大・高橋、慶大・大久保、法大・青木といずれも新監督が就任したチーム。果たして、どんな結果が待っているのか、ファンも注目だ。

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2015年5月22日のニュース