マートン 初実戦いきなり松坂討ち!初顔合わせで中前打

[ 2015年3月5日 05:30 ]

<神・ソ>6回1死、自ら放った変則回転の打球にびっくりした表情のマートン

オープン戦 阪神0-3ソフトバンク

(3月4日 甲子園)
 頼れるM砲の来日6年目シーズンは、“松坂撃ち”で本格的に幕を開けた。今年初実戦に臨んだ阪神・マートンが、第1打席から存在感を発揮した。

 「ユニホームを着て、甲子園でプレーできて嬉しかった。(松坂が)高校時代から甲子園で活躍して、日本のプロからメジャーに行って活躍した素晴らしい投手であることは知っている。そういう素晴らしい投手と対戦できてよかった」

 先頭で迎えた2回だ。メジャーでの対戦経験はなく、この日が初顔合わせとなった松坂から、中前打を放った。今年初実戦とは思えぬバットさばきで、チーム初の「H」ランプを灯してみせた。

 とはいえ、まだ実戦勘をつかみきれているわけではない。だから鳥谷、ゴメスら主力が途中交代する中、自ら志願して4打席に立った。感覚を養うためだ。残り3打席はいずれも凡退も、「相手投手(の状態)は6月くらい。自分はまだ2月初めくらい」と冷静に現状を分析。「松坂投手も同じだと思うけど、今は開幕に合わせる時期。毎試合ベストを尽くすことに変わりないが、結果よりも試合に出て楽しくプレーすることの方が大事だと思う」と前を向いた。

 キャンプイン直後の2月2日に、右太もも裏の筋挫傷で戦線離脱。「フラストレーションもたまったけど、とにかく一日一日、できることをやって前に進むことだけを考えていた。開幕の3月27日に合わせるためにやってきた」。必ずや、開幕にピークを持って行く。

続きを表示

2015年3月5日のニュース