ハム木田ＧＭ補佐ラス投！原監督から空振りも“きつい一発”

＜日・巨＞選手に胴上げされる木田ＧＭ補佐

オープン戦 日本ハム０－１２巨人

（3月4日 札幌Ｄ）
　ＢＣリーグの石川で昨季限りで現役を引退した日本ハム・木田優夫ＧＭ補佐の引退セレモニーが試合前に開催された。ラストピッチでは木田ＧＭ補佐が１０～１２年に日本ハムに在籍した際の背番号４２のユニホーム姿で登板し、「右肩が痛いので昨日、注射を打ってきた」と、打席に入った巨人時代の先輩・原監督の胸元をえぐる直球で空振りを奪った。

　昨季も石川で引退試合を開催したが、ＮＰＢ（日本野球機構）で実施されていないことから異例の２度目となった。スピーチでは「（２回もやって）本当にすみません」と謝罪し、「原さんからは“俺の引退試合は超満員だった”と言われた」とまばらなスタンドを見渡して笑いを誘った。それでも最後は日本ハムナインの手で６度宙を舞い、「原さんからは“好きな野球で悩めることも幸せ”と言われ、栗山さんからは“とことん野球をやれ”と言われた。幸せな野球人生だった」としみじみと振り返った。