永久追放のローズ氏に殿堂入りの可能性 新コミッショナー示唆

[ 2015年2月6日 14:25 ]

球界から永久追放処分を受けているピート・ローズ氏 (AP)

 大リーグ機構コミッショナーのロブ・マンフレッド氏(56)は5日にラジオ番組に出演し、球界から永久追放されているピート・ローズ氏(73)に対して殿堂入りの資格を回復させる考えがあると明らかにした。

 ローズ氏はコミッショナーに対して球界復帰への異議申し立てを行う権利を持っているが、番組内でマンフレッド氏は「ローズ氏の球界復帰の意味に関して話し合いがされていないことをとても気にかけている。いずれは球界復帰させるかどうかの決断をしなければいけない。話し合いができればと思っている」とコメント。

 前コミッショナーのバド・セリグ氏は昨夏、ローズ氏の球界復帰に関して厳しい見解を示していたが、そのセリグ氏から今年1月に職を引き継いだばかりのマンフレッド氏は就任早々にその態度を軟化させた。

 大リーグ歴代1位となる4256安打を記録したローズ氏はレッズ監督在任中に野球賭博へ関わったとして89年に永久追放処分を受け、以後、大リーグ関連の職に就くことを禁じられた。殿堂入り候補からも除外されていたが、今後、両者の話し合い次第で、その名誉の可能性も見えてきた。

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