オリ糸井「風ですよ台風」 バックスクリーン越え140メートル弾

[ 2015年2月6日 08:02 ]

森脇監督(左)が見つめる中、フリー打撃で快音を響かせる糸井

 オリックスの糸井嘉男外野手(33)が、第2クール初日の5日、仰天の一撃を放った。フリー打撃で、バックスクリーンを越えていく推定140メートル超の打球を披露。思わず球場内がどよめいたほどで、ミート中心に打ち分けた中島やブランコを差し置き、宮崎のファンの視線を集めた。

 「風ですよ、台風です」。笑いながら糸井は謙遜したが、それにしても驚がくの一発だ。第1クール中も豪快な打撃を見せていたが、「まだ振り込んでいる時期なので」と打撃フォームを確認しながら、固めている段階。それでも外国人並の飛距離や打球の速さに進化が見られる。

 オリックスでの2年間で、本塁打数は17、19本と自己最多を更新中だが、今季も期待大。目指すトリプルスリーがいよいよ現実味を帯びてきた。

 さらにモチベーションの1つに、6年連続で達成中の打率3割がある。7年まで伸びれば、今オフに合同自主トレを行ったイチローと並ぶだけに、首位打者のタイトル防衛も期待される。今季から新キャプテンに就任し「この広い背中で引っ張ります」と宣言していたが、もはや全快間近で、優勝候補のチームを引っ張っている。

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2015年2月6日のニュース