ヤクルト 相川の人的補償で巨人の19歳内野手・奥村獲得へ 

[ 2015年1月9日 05:30 ]

ヤクルトが人的補償として獲得する方針を固めた奥村

 ヤクルトが8日、国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人へ移籍した相川亮二捕手(38)の人的補償として、1軍出場経験のない今季プロ2年目の奥村展征内野手(19)を獲得する方針を固めた。9日に発表される。

 この日、神宮クラブハウスで真中監督、小川淳司シニアディレクター(SD)、松井優典編成部長らが最終会議。真中監督は「一切話せません」と口を閉ざしたが、球団幹部によると「5人くらい候補がいて、お金(金銭補償)も候補。その中から話し合った」と言う。最終的に指揮官とフロントが奥村を獲得することで一致。会議後は衣笠剛球団社長兼オーナー代行の了承も取り付けた。

 ヤクルトのドラフト獲得候補にも挙げられていた左打者は1年目の昨季、イースタン・リーグで86試合に出場して経験を積んだ。

 巨人からの人的補償では昨オフ、大竹との間で当時3年目を迎えた一岡が広島へ移籍。その一岡は新天地でセットアッパーとして活躍し、ヤクルトの球団幹部は「一岡みたいになれれば」と奥村に期待した。

 ◆奥村 展征(おくむら・のぶゆき)1995年(平7)5月26日、滋賀県生まれの19歳。日大山形では3年夏の甲子園に主将として出場し、山形県勢初となるベスト4。18Uワールドカップの日本代表にも選ばれた。13年ドラフト4位で巨人に入団。昨季は1軍出場はなく、2軍で86試合、打率・212、2本塁打、20打点。1メートル78、72キロ、右投げ左打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2015年1月9日のニュース