阪神、鳥谷残留で陣容固まる 和田監督「いい結論出してくれた」

[ 2015年1月9日 11:13 ]

メジャー移籍を断念し、阪神残留が決定した鳥谷

 球団創設80周年を迎える今季、10年ぶりのリーグ制覇、そして30年ぶりの日本一を目指す阪神に最高の“朗報”が舞い込んだ。海外FA宣言し、メジャー移籍を目指していた鳥谷敬内野手(33)の残留。和田豊監督(52)は「チームにとってもいい結論を出してくれた」と喜んだ。

 このオフ、阪神はFA戦線での補強にことごとく失敗していた。獲得を狙っていた中日・山井、日本ハム・宮西は宣言することなく残留。ロッテからFA宣言した成瀬はヤクルトにさらわれ、オリックスからFA宣言した金子にもオファーを出したものの、残留が決定。アスレチックスからFAとなっていた中島獲りでもオリックスに敗れている。

 球団としては鳥谷慰留に努める一方で、流出に備えて中堅手でゴールデングラブ賞を受賞した大和の内野手再転向、それに伴う西岡の外野転向などのプランも浮上。チーム編成で試行錯誤せざるを得なかった。だが、鳥谷の残留が決まり、ようやく陣容も固まる。

 和田監督は「これで鳥谷もすっきりしたと思うし、新たな気持ちでチームの中心となって頑張ってくれると思う」と期待。南球団社長も「正式に残留が決まり、ほっとしています。今年は球団創設80周年の節目の年、『リーグ優勝』『日本一』を目指してチームの先頭に立って頑張ってくれるものと期待しています」とのコメントを発表した。

続きを表示

2015年1月9日のニュース