藤浪「面白かった」 世界一カメラで投球フォーム分析

[ 2014年1月29日 05:30 ]

MBSのハイモーションカメラで撮影された映像を確認する藤浪

 阪神の藤浪がキャンプインを前に、宜野座球場で最新機器を導入してのフォーム確認を行った。毎日放送が制作中の番組(放送日未定)のため、最大1000分の1秒まで再生速度を落とせる「ハイモーション」というカメラを使用してブルペン投球を撮影。世界初のハイビジョンハイスピードカメラとして開発された逸品で、秋から改善中のインステップ、球離れの瞬間など、細部にわたり精査した。

 「なかなか練習中にスローの撮影をしてもらえることはない。面白かったです」。通常のスロー映像は30分の1秒だが、今回はその25倍となる750分の1秒で撮影。物体が割れる瞬間などを撮るための「実験用」を、放送用に改良したカメラだ。撮影クルーの「藤浪君を分析、解剖したい」というプランを本人が快諾し、今回の“二人三脚”が実現した。

 「体重も増え、しっかり球に力が伝わる感覚もあります」

 充実の沖縄初ブルペンでは34球を投じ、全ての変化球を試投した。中でもチェンジアップには手応え。「あれば楽。便利。(これまでより)多少、球速は抑えられて(直球との差を出せて)いる。あとは精度」。苦手の左打者に対しても、きっちり外角低めに落とせれば鬼に金棒だ。

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