掛布DCが打撃投手に 「赤子をひねるようなもんや」

[ 2014年1月29日 23:13 ]

阪神・掛布DC

 阪神の掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC=58)が安芸キャンプで打撃投手を務める。28日に鳴尾浜球場での自主トレを視察した際に明かしたもので、「絶対に投げるでしょ。北條ごときは赤子をひねるようなもんや」とニヤリ。「打撃投手をすることで肩の開きやバットの出る角度が分かります。(評論家時代も)センターから見ることがありました」と、投手目線で打者をチェックする考えを示した。

 現役時代も打撃投手の意見を大切にしていたという。顕著だったのが、1977年の開幕直前。専属の打撃投手から「今まででスイングが一番速かった。投げていて怖かった」と言われてヤクルトとの開幕戦に臨むと、初回に満塁弾を放った。「そういう感覚は打撃投手だから分かる」。現場に戻った今回も、そのスタンスを貫くつもりだ。

 ちまたでは手作りで雑貨や家具を完成させる「DIY」(Do it yourselfの略)というスタイルが流行している。自ら投げ、自分の目で確かめる。“掛布流DIY”で若虎を育てる。

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