バレンティン 事件に言及なし「プレーで謝罪したい」

[ 2014年1月29日 18:24 ]

記者会見で謝罪する、プロ野球ヤクルトのウラディミール・バレンティン選手(中央)。左は衣笠剛球団社長

 プロ野球ヤクルトのウラディミール・バレンティン選手(29)が29日、東京都内の球団事務所で記者会見し、米国で離婚協議中の妻を暴行、監禁した疑いで逮捕され、保釈された騒動について「こうしたことが起きてしまって残念。いいプレーをして謝罪の代わりとさせていただきたい」と謝った。

 会見では衣笠剛球団社長らとともに深々と頭を下げた。事件については裁判所の審理が継続しているため、言及しなかった。2月1日に始まるキャンプに備え、1月30日にチームとともにキャンプ地の沖縄に移動する予定で「時間があればちょっと打ちたいと思っている」と意欲的だった。

 球団によると、離婚協議のため5月に一時渡米するが、シーズンが終わるまで事件の裁判で日本を離れる必要はない。昨季シーズン60本塁打のプロ野球新記録を打ち立てた同選手は「60本を打つとは言わないが、去年と同様か、それ以上の活躍をしてチームの勝利に貢献したい」と汚名返上を誓った。

 同選手は1月12日に米フロリダ州で妻を寝室に閉じ込めたなどとして逮捕された。一時はキャンプ参加が遅れると懸念されたが24日に渡航許可が下り、28日に来日した。

続きを表示

2014年1月29日のニュース