松坂 野球人生初の背番号「20」 「18」はイ軍永久欠番

[ 2013年2月13日 06:00 ]

自主トレを打ち上げアリゾナ州グッドイヤーのキャンプ地に入った松坂

 インディアンスとマイナー契約で合意した松坂大輔投手(32)が、背番号20を付けることが11日(日本時間12日)、分かった。99年のプロ入り以降、西武とレッドソックス、日本代表でも常に18を背負ってきたが、イ軍では永久欠番。球団側の配慮で、同じマイナー契約のルイス・ヘルナンデス内野手(28)が付ける予定だった20番を譲り受けた。チームがキャンプインする12日(同13日)に身体検査を受け、正式契約する。

 キャンプ地入りした松坂に、プレゼントが用意されていた。「背番号20」。なるべく若い番号をと、球団が配慮した形で、球団関係者は「これでたくさん勝ってくれれば」と理由を説明した。

 松坂にとって99年の西武入団以降、プロで18以外を背負うのは初めて。小学時代からの野球人生でも初めての番号だ。これまで付けた18は永久欠番。さらに松坂の西武時代の監督で尊敬する東尾修氏が現役時代に付けた21も永久欠番。そのため、球団側が急きょヘルナンデスと交渉し、20番を空けた。この配慮に松坂は感謝しているという。

 マイナー契約の選手に対して背番号を入れ替えることは異例。裏を返せば、メジャー通算50勝の松坂への期待の証でもある。先発はマスターソンら3人が確定しているが、残り2人は流動的。松坂のレッドソックス時代の監督で、今季からイ軍の指揮を執るテリー・フランコナ監督はキャンプ前日の定例会見で残り2つの先発枠について「若い投手たちとベテランと、まだ話せない人がもう一人来る。このメンバーでとてもいい競争になると思う」と語った。「もう一人」とは、まだ正式契約していない松坂だ。

 この日、ロサンゼルス郊外での自主トレを打ち上げた松坂は、キャンプ地のアリゾナ州グッドイヤーへ移動。身体検査が終わっていないため、12日のキャンプ初日の練習には参加できない。「1日遅れのキャンプイン」となるが、順調な調整でメジャー昇格へ向けた準備は整っている。

 「とにかく信じて待つだけです」と松坂。身体検査をクリアし、正式契約後に「20」を背負う。

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2013年2月13日のニュース