杉内、快挙とともに14K!2桁奪三振でダル抜き

[ 2012年5月31日 06:00 ]

<巨・楽>ノーヒットノーランを達成し、チームメートの祝福を受ける杉内(中央)

巨人・杉内 ノーヒットノーラン達成

 巨人・杉内が14三振を奪い、今季4度目、通算53度目の2桁奪三振を記録した。

 これでプロ野球ではダルビッシュ(レンジャーズ)が日本ハム時代に記録した数字を抜いて歴代単独5位となった。1位は国鉄(現ヤクルト)、巨人でプレーした金田正一の103度。

 ≪巨人では11人目≫杉内(巨)が4月6日の前田健(広)以来、プロ野球75人目、86度目のノーヒットノーランを達成した。巨人の投手では94年5月18日広島戦で槙原寛己が完全試合を達成して以来18年ぶり11人目、15度目になる。うち左腕では1リーグ時代に中尾輝三が39年11月3日セネタース戦、41年7月16日名古屋戦と2度記録して以来71年ぶり2人目(3度目)の快挙になった。また、杉内は今季ソフトバンクから巨人に移籍。ノーヒットノーランを移籍1年目に記録したのは52年真田重男(松竹→阪神)、76年加藤初(太平洋→巨人)に次いで3人目だ。なお、5月までに2人がノーヒットノーランは76年に加藤初(巨)が4月18日広島戦、戸田善紀(阪急)が5月11日南海戦で記録して以来36年ぶり。

 ≪走者1人だけ…山本昌以来13人目≫杉内が許した走者は9回2死から代打中島に与えた四球による1人だけ。許した走者1人だけ(安打を含む)で完封した準完全試合は09年8月5日藤原(楽)以来44度目。この日のように四球か失策で許した走者1人だけのノーヒットノーランは06年山本昌(中)以来13人目、14度目。巨人では52年大友工に次いで2人目になる。ただし、これまで13度の出塁イニングでもっとも遅かったのは73年高橋直樹(日拓)、95年ブロス(ヤ)の8回1死から。あと1人で完全試合がノーヒットノーランとなったのは杉内が初めてだ。なお、9回2死まで完全に抑えながら安打を許しノーヒットノーランを逃したのは50年3月16日国鉄戦の田宮謙次郎(神)、52年6月15日松竹戦の別所毅彦(巨)、62年7月12日阪神戦の村田元一(国鉄)と3人いる。

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2012年5月31日のニュース