どうする阪神 代役候補は3人も経験不足 和田監督は「逆にチャンス」

[ 2012年3月1日 07:22 ]

キャンプの打ち上げを待たずに帰阪し、鳴尾浜を訪れた阪神・藤井彰

 阪神・藤井彰人捕手(35)が29日、大阪市内の病院で精密検査を受けて「左腹斜筋の筋挫傷」と診断された。全治は不明だが、30日のDeNAとの開幕戦(京セラドーム)への出場は極めて微妙な情勢となった。

 今キャンプで、和田監督は城島の一塁をはじめ、一塁手ブラゼルを左翼手で、内野手の大和を中堅手で試し、打順でも昨季3番の鳥谷を1番に置くなど、あらゆるテストを続けてきた。

 ただ、その根底には「正捕手・藤井彰」との構想があった。それが急転…。指揮官は「若いキャッチャーは逆にチャンスと思ってやってくれればいい」と話し、藤井彰の代役としては、1軍キャンプに参加していた岡崎、小宮山、清水らが争うことになる。

 しかし、昨季の先発マスクは小宮山の14試合が最多。岡崎、清水はいずれも1試合だけだ。捕手は経験が最も大事なポジションだけに、藤井彰が開幕に間に合わなかった場合は厳しい戦いを強いられることは必至。開幕まで約1カ月。和田阪神にとって想定外のアクシデントが起こった。

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2012年3月1日のニュース