50年ぶり ソフトB狙う巨漢右腕は血気盛んな暴れん坊

[ 2012年1月29日 06:49 ]

 ソフトバンクが前タイガースで、メジャー通算119勝のブラッド・ペニー投手(33)の獲得に動いていることが28日、分かった。

 メジャーで最多勝のタイトルに輝いた投手が来日すれば、62年の中日・ニューク以来50年ぶり2人目だ。

 1メートル93、104キロの巨体から投げ込む直球は最速154キロ。カーブ、スプリットも操り、ゴロを打たせる投球スタイルを持ち味としている。格闘技の元UFCライトヘビー級王者チャック・リディルと交流が深く、血気盛んな性格。01年には新庄(メッツ)に対して報復と思える死球を与え、大乱闘を起こしたこともある。

 ▼ペニー アラカルト

 ◆ワールドチャンピオン マーリンズ時代の03年に世界一を経験。カブスとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦で勝利投手になると、ヤンキースとのワールドシリーズでは2勝をマーク。メジャー1年目の松井とは6打数2安打だった。

 ◆球宴先発投手 ドジャース時代の06年にオールスターでナ・リーグの開幕投手を務める。初回はイチロー、ジーター、オルティスを3者三振に仕留めるなど、2回を1失点。

 ◆暴れん坊!? マーリンズ時代の01年5月25日のメッツ戦で新庄に故意とも取れる死球をぶつけ、両軍が乱闘寸前の騒ぎに。前日に新庄が大量リードの展開にもかかわらず、カウント3ボールからの4球目を空振りし、メジャーの「暗黙のルール」を破ったことが伏線。昨季も自軍の捕手マルティネスとサイン交換が合わずに一触即発に。

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2012年1月29日のニュース