ソフトB“超大物”メジャー最多勝腕ペニー獲りへ

[ 2012年1月29日 06:00 ]

タイガースのブラッド・ペニー

 ソフトバンクが前タイガースで、メジャー通算119勝のブラッド・ペニー投手(33)の獲得に動いていることが28日、分かった。

 ドジャース時代の06年には16勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得。06、07年には球宴にも出場した超大物だ。杉内、ホールトン、和田の先発陣が抜けて投手陣の再編は急務だったが、その穴を埋めて余りある大型補強となる。

 ペニーは昨季、タイガースで11勝11敗、防御率5・30の成績をマーク。王貞治球団会長は外国人補強について「一番は右腕。ホールトンの後を任せられる投手が理想」と話していたが、交渉が合意すればまさに理想の助っ人となる。

 チームは昨季、8年ぶりの日本一。しかしリーグ最多勝のホールトン、エースの杉内が巨人、16勝の和田もオリオールズへ移籍した。西武からFAで帆足、新外国人もピント、カストロと2投手を獲得したが、抜けた3投手で挙げた計43勝分を埋めなければならない。石渡茂編成・育成部長は「(ペニー獲得に関しては)詳しくは言えないが、柱になってくれる投手が必要」とした。

 チームは27日、連続日本一へ向けた新スローガン「VV(ブイブイ)」を発表。昨季のような快進撃を見せるためには投手陣の整備が必要不可欠。ペニーはその切り札的存在ともいえる。

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2012年1月29日のニュース